不登校(non school attendance)

はい、今日は不登校(non school attendance)について記録していこうと思います。

まず、不登校とは学校に行かない状態のことで、文部科学省の学校基本調査では不登校を「年間30日以上の長期欠席者で、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、またはしたくてもできない状況のこと」としていますが、病気や経済的な理由によるものは除くとしています。
以前は登校拒否とも呼ばれていたが、学校に行きたくても行けないという児童生徒(神経症不登校)の心理的、情緒的な面からこの用語は不適切とされ、不登校という呼び方が主流となっています。
要因としては

  1. 児童・生徒本人の要因:神経症的傾向(行きたくないから行かないのではなく、行きたいのに行けない状態)、非社会性、ストレスの蓄積
  2. 家族側の要因:子供の性格傾向を助長してきた養育態度の問題や家族関係の問題
  3. 学校側の要因:いじめや校内暴力
  4. 社会的な要因:受験戦争や子供の多忙化

などがあげられます。


不登校の児童生徒への関わり方としては、遊戯療法カウンセリング行動療法など専門的な心理的援助を行っていきます。
一方で、保護者のカウンセリングや学校側に対しては、再登校に向けての学級集団の受け入れ体制などについてコンサルテーションを専門家が行います。

2001年には小中学校で不登校児童生徒数は13万8千人を超え、1991年度の調査開始以来、最多を更新しています。
小学校では学校に1人(不登校数26511人)、中学校ではクラスに1人(不登校数112211人)の割合で不登校児童生徒がいるというのが現状です。
確か・・・この数は四国の小中学校の生徒がみんな不登校になるくらいの数と先生が言われていました。

スクールカウンセラーを代表とする、専門家の育成がとても大切です(他人事ではないですが)。


・・・と改めて不登校について考えてまとめてみました。
なかなか難しい問題です。今日の勉強、少しは勉強になりましたか?