②と③の項目説明(バウム・テスト④)
はい、ではお次は「②木の周りの付属品。環境などはどうか」と「③木の種類は何か」についてです。
まず、②の木の周りの付属品。環境などはどうかという点から。
以下の特徴があなたの絵にはありますか?
・雨や雲が描かれている:外との関係で悲しく辛いことがあったりして、隠し事をしている傾向があるかもしれません。親から否定された過去など。
・曇り空や霧:外との関係で辛く悲しい気持ち。
・木の周りに花・蝶・鳥が描かれている:人に注目されたい傾向やちやほやされたい願望があるかもしれません。
・蔦や蛇が木に巻きついている絵:親に対する煩わしさ。依存的な面も。
・右からの風を感じる絵:社会から強い影響。内に引きこもらざるをえない状況。
・左から風を感じる絵:やる気がないのに社会に出されている。
・右に陰のある絵:意欲的で活動的。
・左に陰のある絵:自分の内面に興味があるようです。
・丘の上:自己中心的で、不安定な孤立感を抱いているかもしれません。
・狭い丘:リーダー願望があっても実力が伴っていないかも。
・黒い土:身近な人に対する嫌悪感や不信感。
・凸凹した土:不安からくる多動児。
・地面に石:臆病。防衛的孤立。
・柵で木を囲む:用心深い。臆病。限られた幸せの中から幸せを願う気持ち。
・植木鉢の中に木:世間知らず。
・草に埋もれるようにして描かれている:甘えたい。居心地が良い時。
・木が沢山:他人の存在を強く意識している。
さて、当てはまる項目はありましたか?実は私は2個あります;;;
では、お次は③の木の種類は何かということです。
これは国や地域によって多少左右されると思いますが、簡単に。
・広葉樹林:一般的。
・針葉樹林:寒い地域の人や、クリスマス前に描かれる(モミの木とか)と、一般的。ただ、日本で真夏に描かれたりすると緊張が激しい人、トゲトゲしい人であったり、逃避傾向が強い人である可能性があります。
その他にも詳しく言うと、イトスギだと理想が高い人。コナラ属は伝統を重んじる人。しだれ柳は抑うつ傾向がある人。剪定された柳は成熟拒否などがあげられます。
松の木を描いた人もちょっと要注意です。
前に少年院に入った人のバウム・テストを見たのですが、描かれた木が鉢に入った盆栽でした。・・・木を描いて下さいと言われて盆栽を描く・・・衝撃的でした。
ものすごく上手でしたけどね、絵は。
さて、描かれた作品に当てはまる項目はあったでしょうか?
④以降は明日にはUPするつもりです。明日は遠出と児童訪問のお仕事があるのでもう寝ます。
おやすみなさい↓