行動療法(behavior therapy)

はい、ずっと更新していなかったので、日にちを変えて一気に更新します。
今日は、行動療法(behavior therapy)について。

人間の行動や思考を変化させる事を援助する行動指向化された色々な方法の総称です。
1950年代から1960年代初期のアメリカ、イギリス、南アフリカにその起源をもつ心理療法で、アメリカではスキナー、イギリスではアイゼンク南アフリカではラザラスが有名な人物です。
行動療法の共通の考えとしては、

  1. 心理学研究から広く学習原理の適用
  2. 精神分析で強調される伝統的な医学モデルの拒否
  3. 処遇効果性についての実証的評価

などが重視されています。


基礎的な考え方としては、代表的なパブロフの犬アルバート坊や実験にみられる古典的条件づけ、行動の直後にどのような強化子(ご褒美や罰)が与えられるかによって行動が異なるというオペラント条件づけの2つがあります。
ちょっとわからない言葉の羅列だと思いますが、パブロフの犬は高校の生物をとった方なら習われたんじゃないかと思います。
これは学習心理学の領域でもありますし…機会があれば書きます(が、私は苦手な分野です)。

行動療法ではラクセーション反応を作り出すことが典型的な手続きの1つとされ、リラクセーション訓練にはイメージ脱感作、系統的脱感作、主張性訓練、ストレス管理プログラム、自律訓練法などがあります。
いろんな名称がありますが、「はぁ、そんなリラクセーションがあるんだな」と受け取ってもらえればいいです。軽く流して下さい;;;
治療の焦点を内面的なものに当てずに不適応行動そのものにおき、行動そのものを修正する事で治療していく心理療法で、近年、アディクション強迫性障害、問題行動の統制などに幅広く活用されている心理療法です。

つまり現れているものばかりに目を向けて根底にあるものは治療の対象とはしなしので、対症療法的です。
しかし、実証性、科学性、公共性を重視しているので、確かに、うまく行けば目に見えて症状が改善される心理療法でもあります。

…ちなみに、私は行動療法の考え方が大変苦手なので・・・かなりお勉強不足を感じられる文章になっちゃいました;
良いところも沢山あると思うので、勉強がんばります(が、私は内面重視派なので精神分析の伝統的医療モデルの拒否という時点で相容れないものを感じてはいます)。
今日の勉強記録、専門用語の羅列で分かりづらいところもあったと思いますが、いかがでしたか?