森田正馬(Morita,Masatake)

森田療法の話も書きましたし、ちょと創始者の話も。
この方、とってもユニークな方だと思います。

1878年高知県に森田さんは長男として生まれました。
中学二年生から心臓病に悩まされ、二年間医療を受けます(のちに神経症と分かるのですが)。
1895年、父親は森田が虚弱体質であること、学費が続かない事を理由に高等学校への進学を認めませんでした。

ここからが面白いのです。
それを知らされた森田は、勝手に熊本県のお金持ちの養子になって高等学校へ入学。
す・・・すごい行動力だわ;;;

そして25歳の時東京帝国大学医学部に入学。

さて、ここに入学してから森田療法の原点と言うべき出来事が起こります。
進級試験を前に勉強が身に入らない&父親からの学費が遅れるという出来事です。
大したことはないエピソードのような気もしますが・・・森田は神経症です。
もーイライラしたに違いありません。
「もう死んでもかまわん!」と今まで飲んでいた薬や治療を止めてしまいます。

が、どうでしょう。
治っちゃったんです、神経症が。
恐怖に入り込む事・・・森田療法の2番目の特徴で取り扱った恐怖と向き合う姿勢がここであみだされたのです。
なんだかちょっと面白いなって興味を持ったんです、彼に(笑)
自らの体験を基にこうして森田療法は完成していきました。

少年期から宗教、奇術、迷信、奇跡、呪詛、卜占(ぼくせん)、骨相、人相などに興味を持っていたみたいです。
んー・・・やっぱりちょっと変わり者かな。

魅力溢れる人だと思います。
自分の思った事を色紙などによく書いていたようで、その色紙を飾っている森田療法の施設もあるようです。

今日の勉強・・・というか人物紹介、どうでしたか?