学習障害(leanrning disabilities;learning disorder)

はい、今日は学習障害(leanrning disabilities;learning disorder)についてです。
講義で習ったばかりなので、忘れないうちに再度確認です。

この障害は一般知能に大きな障害が見られないにもかかわらず、認知障害や行動障害を示すことです。
一般知能に大きな障害がないので周囲には理解してもらいにくく、「頑張りが足りない」等誤解を招きやすく、本人や家族にとっても辛い障害となることが多いです。
特に学習面で読字(字を読むこと)、書字(字を書くこと)、算数面で障害を示す事が知られていますが、概念は時代とともに変化しています。

簡単に言うと「字は読めるが書けない」、「字を書くことができるが字が読めない」、「字は読めし書けるが計算ができない」という障害です。
他にも・・・上下が分からない、左右が分からないなどという学習障害もあります。
鏡で映したかのように文字を書いてしまう子もいますが・・・鏡映文字は小さいお子さんは普通の子(ちょっと表現がいけませんが)でも書きますし、そのうち直る事が多いのでそう気にする事はありません。小学校中高学年になっても直らないようでしたら少し気にしないといけないとは思いますが。

障害者(児)と関わる機会が多い専門の人はleanrning disabilitiesを、その他の医療機関や心理学関係の障害者を専門としない人はlearning disorderを使う人が多いような気がします。「できない」と「障害」ではなんとなく前者の方が配慮ある言い回しのような気がするので、専門の方は先の方を使うのかもしれないです(あくまでも私の感じた事・考えですが)。

ちなみに日本全国の小中学生で学習障害児と考えられている人数は40万人。
決して珍しい障害ではありません。
「聞く」「書く」「話す」「計算」「推論」「読む」といったことのうち、どこかの回路がうまくいかないようです。
ですが、適切な学習、それはすごくコツコツ積み重ねないといけない学習ですが、本人に合った学習法で学習していけばある程度まではできるようになるようです。
できなくても他のことは一般の人と変わりないので、その他のところで補う事も可能です。
アインシュタイントム・クルーズ学習障害と言われていますが・・・例えばトム・クルーズの場合は字が読めないのでカセットテープに台本を吹き込んでもらって台本を覚えたりしているようです。・・・これはすごく良いヒントになると思います。
自分が理解しやすいように学習して、活かせればちゃんとできるという良い見本・お手本なのですから。
「演技をする」。
この目標に近づくための方法が、彼はカセットテープなわけです。ちゃんと補えていますよね。

さて、日本では教師を大学院修士卒にしようという動きがあります。
07年から専門大学院の開校をめざしているとか。
現在の大学では理論中心で実践が身についていない、実践重視の院卒にしようということのようです。
実習は8週間だとかで学部の倍にする、と。
特別支援教育の一環で軽度の障害児は通常学級で勉強するようにすることになったことから、実践重視へと移行したのかもしれません。


この文章を読んで、もしお子さんが学習障害の疑いがあるかもしれないと不安になられた方、相談してみたいと思った方はお近くの県や市の教育センターか、児童相談所に行ってみると、アドバイスをくれると思います。
カウンセリングを受けるのも良いですが、全てのカウンセラーが障害児臨床に詳しいわけではないので、教育センターと児童相談所がお薦めです。
それから、区役所の児童福祉課も相談すると良いかもしれません。
私はまだ勉強途中なので何もお役に立てませんので・・・。


さてと・・・今日の勉強はこんなところです。
今日の勉強、何かお役に立てたでしょうか?