ラポール(rapport)

はい、今日はラポール/ラポート(rapport)について。
これはカウンセリングをはじめとする心理療法においてカウンセラー(治療者)とクライエント(患者)の間に存在する人間関係・・・信頼関係を表す言葉です。

心理療法が効果的に行われるために、治療者は親密で、暖かい感情の交流をもつように心がける事が大切です。
そう、これがラポールの形成・・・治療の第一歩です。
カウンセリング場面でカウンセラーはクライエントに対して受容的、共感的な態度で関わっていくけれど、この受容や共感がとてもよいラポールを形成していくのです。

個別に行われる実験やテストも実験者(テスター)と被験者(被検者)との良好な関係のこともラポールといいます。

これは、普段の友達関係とかで想像してもらえると分かりやすいかしら?
例えば・・・別に友達関係でカウンセリングもなにもあったものではないけれど、全く知らない通りすがりの人に自分の悩みを打ち明けるよりは、普段一緒に講義などを受けて親密で、信頼関係がある程度築き上げれている友達の方がずっと悩み事を相談したくなる・・・そんな感じです。
それはある程度ラポールが形成されているから、相談できるのではないでしょうか?
もちろん、極端な話ですけれど(笑)

そして、カウンセリングの条件のうち、親戚や友人、知人は受け持たないということが客観的な治療をするうえでとても大切になります。
だから、ちょっと上に挙げた例え話は分かりやすくするための極端な話です。
雰囲気だけ汲んでもらえると嬉しいのですが。

今日の勉強記録はラポールでした。何だか巧い例が挙げれませんでしたが、少しは勉強になったでしょうか。