分析心理学(analytical psychology):ユング心理学

はい、今日は分析心理学(analytical psychology)の話。
ユングは自分が作った心理学を分析心理学と名づけたのだけど、タイトルのようにユング心理学って名前の方が一般的。
この考えの基礎は内向−外向で、内向型は自分の内側に関心があり客体と距離を置こうとする。逆に外向は関心が外界に向いていて、客体に積極的に働きかけるってこと。
普段何気なく「私は内気。私は外が好き!」みたいに使ってるよね。そういう風に思ってもらえると分かりやすいかな。
ちなみに、蓮水は完全内向です(笑)
それをさらに4つ心理機能として、思考−感情、感覚−直感を区別。
その個人が主に依存している心理機能を優越機能、反対を劣等機能と名づけました。
ユングは心を意識と無意識に分けて、さらに無意識を個人的無意識と集合的無意識に分けたって…前に少し触れたかな?
個人的無意識には、かつて意識化されていたものが、抑圧忘却されたものが入るんだけど…抑圧、忘却の意味は分かるかなぁ?そのうちまた話しますが…簡単に言うと嫌な事があっても、いつの間にか忘れちゃうことってあるでしょう?四六時中覚えてはいないよね?いつも意識しておくのは辛いから無意識に忘れちゃう…それが抑圧や忘却だと思ってもらえればいいかな。
コンプレックスはこの領域に入って、神経症は自我がコンプレックスに支配されることによって生じるとユングは考えています。ユングのコンプレックス研究、とても面白いです。劣等感という研究で有名なアドラーの研究も面白い。アドラーの話もまた今度。
さて、個人的無意識の話まですみましたね。
今度は集合的無意識の話。
集合的無意識は人間だけじゃなくて、動物にも共通する個人の心の基盤…基礎的なもの。
この中身は心像(心的イメージ)として表象され、神話、夢、精神病者の妄想、未開人(この言い方は嫌いだけど)の心性などに共通して見られるもの。
統合失調症の人が太陽にしっぽがあるって話をよくするのだけど、実は神話にも太陽にしっぽっがあるって話があって…昔から、こういう精神障害を持つ人はいて、人の根本的なものは変わらないのかな…と思ったり。もちろん、太陽のしっぽがいつ私たちに見えるとも限らないですけど。
でも、神話が統合失調症の人(?)から出来たと思うとなんだか面白くないですか?この発想、捨てたもんじゃないと思うのですが(袋叩きにあうかしら;)。
さて、話を戻し、その共通性を生み出す元の型の存在を仮定して、それを元型ユングは名づけました。
元型の代表的なものは影、アニマアニムス自己などがあるよ。意味はそのうち…一気に書くと訳が分からなくなると思うし;
ユングは意識と無意識の相補性と心の全体性に関心を持ち続けて、それを「自己」って考えにまとめたの。
彼にとって自己は心の全体の中心で、意識、無意識だけじゃなくって、対立的諸要素の統合をするのが「自己」だって言ってる。
彼は人生の究極の目標として自己実現や、個性化をあげているけど、これは無意識の補償的(償うってこと)象徴の力を借りて、潜在している自分の可能性に気づき、自我の力で光を当てて統合する過程と…うーん…ちょっと説明難しい!(投げ出す蓮水/逃げ)。
夢分析を通じて、この過程の明るい未来を示すとともに、苦しい危険な側面もあると指摘しているよ。

んー…後半、自分でも頭の中で整理できてないというか…勉強不足です;
説明が下手でごめんね(いや、ホントに;)

少しは面白いなーとか思ってもらえると嬉しいです。
今日の私の勉強、少しはためになったでしょうか?