ひきこもり

はい、今日は引きこもりについて勉強しようと思います。
私が説明するより簡潔で良いものがあったので引用します↓

引きこもり【ひきこもり】
何らかの理由で外出できない状態。精神医学的に病理性の高いものから,社会生活に対してストレスを強く感じるためなど,さまざまな原因が挙げられる。
〔2000 年(平成 12)厚生労働省により引きこもりに関する初の全国調査が行われ,引きこもりを「とくに精神的な障害がきっかけではなく,自宅や自室に 6 か月以上の長期間ひきこもって社会参加できないでいる中学卒業段階以降の青年の状態。現役の小・中学生の不登校は含まない」と定義している〕
三省堂提供「デイリー 新語辞典+α」より

ということです。
現在日本では40軒に1軒引きこもり家庭があると推察する専門家の方もおり、大変身近な社会問題として取り上げられています。

原因は多種多様で、何か特別な行動や問題があったからなったのではなく、ごく普通の人でもなりうるということです。
今回のひきこもりは「社会的ひきこもり」に焦点をあてています。
ちなみに、不登校で家に引きこもっているという人は入っていません(あしからず)。

カウンセリングに来る際は、本人ではなく、引きこもっている人の親が来る事が多いです。
・・・家から出ませんからね(あまり)。

対応策としては、

  1. 家は唯一の居場所なのでのびのびと生活できるような環境にする。「ありのままの自分」として生活できるようにする事、「家庭内適応」が可能な状態にすることが大切です。本当はすぐにでも「これからどうずるのよ!?」と聞きたいかもしれませんが、グッと我慢して本人が言い出すまで見守っていること(限度があると思いますが)。なるべくこまめに話をする方がいいと思います(可能ならば)。
  2. 自律心を芽生えさせる関係を。引きこもっている人(以下本人)は家族、特に両親に対して依存的・攻撃的になりやすいです。巻き込まれないように一定の距離を保つように心がけながら自律心を持てるように関わるように努めるようにすることです。やって欲しいと言われたことはするが、それ以外のことは本人に任せる。つい目に付いたら先にやってしまいそうになりますが、それでは自律心の芽を摘んでしまいます。
  3. 家族、特に両親が仲良くする。「お前(あなた)があの子をちゃんと躾けなかったから」などと、罪のなすりあいをしないこと。同志として一緒に関係を作るように努力することが先です。原因を探るのではなく、問題を共に解決する・・・短期療法の考えなどが活かせるかもしれません(明日は短期療法について書くことにします)。

親が変われば子も変わるといいます。

以上3点を家族の人は心がけるといいようです。
・・・とはいったものの、大変だっていうのはよく分かります(知り合いに8年引きこもっている人がいるので)。

本などには書いてなかったのですが、私としては「隠さずに言うこと」が良いんじゃないかな、と思う事があります。
「うちの子引きこもっているの。どうしたらいいと思う?一緒に考えて」や「良い案ない?助けてよ」なんて口に出して言えたらいいのになぁと思います。
言わずに黙っているのは本人も気づいています。
「何で言わないんだろう?言ったら恥ずかしいから?」・・・自分が恥ずかしい存在だとそれでなくても思いがちになっています。
引きこもっていると打ち明けながらもできる事は言った方が良いです。
「うちの子引きこもってるけど、私がパートに出てる間に皿洗いしてくれるの。助かるんだ」とか。
人に自分の子の良い面も言っていると家に帰ってからも優しく出来たりするんじゃないかと思うのですが・・・と、やっぱり身近にいるから、この内容、自分の意見が多くなっちゃいますね;客観的な勉強報告できなくてごめんなさい。

・・・ちょっともう少し勉強しながら追加していきます(治療者の対応など)。
少し自己中な勉強記録になった気がします・・・うーん・・・身近な人をカウンセリングしちゃいけないように、身近な問題を書くのは難しいです。
あんまり勉強になってないと思いますが、今日の勉強、いかがでしたか?