人間性心理学(humanistic psychology)

はい、今日の勉強記録は、人間性心理学(humanistic psychology)についてです。

この心理学は人間の全体性や主体性を重視し、生きる意味や価値などの問題を追究する心理学です。アメリカの心理学者マズロー精神分析行動療法に対する第三の勢力と主張しました(でも、第三の勢力とは思えませんが)。
基礎特徴としてコーチン(人)は以下のようなことを言っています。

  1. 人間を全体的に理解する。
  2. 人間の直接的体験を重視する(体験重視はフランクルという人が創始した、実存分析のと似ていますが…後日説明)。
  3. 研究者もその立場に共感する(クライエント中心療法にも似ている)。
  4. 個人の独自性重視。
  5. 過去や環境より価値や未来性重視。
  6. 人間独自の特質選択性、創造性、価値判断、自己実現重視。
  7. 人間の健康的で積極的な側面を強調。

さも良いように書いていますが、批判もあります。

  1. 知性への不信と身体・感情への過信。
  2. 自己決定が強調されすぎ。
  3. 科学的探求に不信と否定。
  4. 定義が不明確。
  5. 共感的態度だけでは永続的な効果は無理。

…といった点です。

ですが、この人間性心理学を重視した実践ではTグループ(training group)やベーシック・エンカウンター・グループなどにも使われています。

生きる意味や価値などの問題を追究するなんて、何だか哲学のような雰囲気を持つ心理学だなぁ…と。
他人事のように言うのは大学で習ってないからかしら;
もう少し勉強が必要ですね。
今日の勉強、なんだか箇条書きばかりでしたが少しはお役に立てたでしょうか?