閾下(subliminal)

はい、今日の勉強記録は閾下(subliminal)について。

この説明は難しいし、オチを読むとイライラする人がいるかもしれません。
サブリミナルって書くとピン!と来る人もいるかもしれませんね。

これは、ある刺激が(刺激が感じる場合と感じない場合の境界のこと)以下のことを閾下を言います。
通常はこの閾下の刺激は感じません。

ただ、これからが面白い話で。
1950年代にアメリカ映画の1コマに宣伝文(“ポップコーンを食べろ”)を挿入したところ、その宣伝文は観客に気付かれなかった(閾下だったということ)のに、ポップコーンの売上が上がったって言う人が出だしたの。
これが一大センセーション。
閾下知覚がにわかに脚光を浴びて、心理学の研究も盛んに行われました。
コーラの売上が伸びたって話しもあったし、有名な刑事コロンボの殺人のトリックにも使われた。

でも、ここからは…イライラせずに読んで欲しい。
この映画の件、実はこれ、でっち上げ説が有力なんです。
その後の研究で閾下刺激が人間の行動に影響を与えるということは確証されなった。
しかも宣伝文を入れた企業も「これは、でっち上げました」という始末。
「なんだよ、今日の勉強記録は!!」と思うかもしれないけど、一大センセーションがでっち上げから始まったとして、それが本当であるにしても、違うにしても、沢山の人が信じて、売上が上げるかもしれないと思ったり、何かに使えるんじゃないかと思った事はすごく意味があることだと、私は思っています。
どうでしょう?
意味があることって、意味がないことからも生じる事ってあると思いませんか?
嘘でも、信じればなにかすごいパワーになると思うのですけれど。
そんな気持ちで取り上げてみました。
今日の勉強、イライラしちゃったかもしれませんがいかがでしたか?