催眠療法(hypnotherapy)

今日の勉強記録は催眠療法(hypnotherapy)について。
昨日、催眠療法とは違うのですが…催眠自律訓練法やその他もろもろを含んだちょっと理解しがたいビデオ(若干怪しいビデオ)をゼミで見たのですが…ちょっと気分が悪くなってしまい…。まともな催眠療法について勉強しようと思います。

まず、催眠療法とは…催眠を使った心理療法です(そのままですが)。
18世紀後半、メスメル(Mesmer,F.A.)の動物磁気療法から始まりました。
その後催眠療法からさまざまな心理療法が生まれる事となりますが…例えばフロイト精神分析ユングの分析心理学は有名どころ。

現代における催眠療法は大きく分けると3つに分類できます。

  1. 暗示催眠療法
  2. リラックス催眠療法
  3. イメージ催眠療法

…以上です。
それぞれの催眠は、催眠の特徴をそれぞれ特に強調したものです。

ちょっと詳しく話しますと、まず、暗示催眠療法は催眠現象の中の暗示に重点をおいた催眠です。暗示の種類には2種類ありますが、現代ではM.H.エリクソンの影響でかなり間接暗示が用いられるようになっています。それまでは求める状態を直接的に暗示する直接催眠が多かったようです。間接催眠は直接求める状態を暗示するのはなく、別の状態をクッションさせることにより求める状態へもっていこうとします。直接問題に触れられるよりも、ソフトな間接催眠の方が、催眠をかけられる方にも負担も少なく受け入れやすいですよね。
で、リラックス催眠療法は催眠の意識状態に重点を置いた催眠療法。催眠状態では現実的な事柄からの解放があるというところに注目しています。この特徴を活かし、心理的安全地帯に誘導する事によって、治療していこうという方法です。
イメージ催眠療法は、イメージの側面に重点をおいた催眠療法で、たんにイメージ療法とよばれる事も多いみたいです。そこではイメージ空間の中での体験が重視され、イメージ空間での体験が重要視されます。体験を深める事によって体験の変容を求める方法や、精神分析的な考え方で進める方法、分析心理学的に進める方法、行動療法的考えで進める方法など…さまざまです。これは催眠をかける人がどの理論に傾倒しているかによって変わってくると思います。

さて、まとめ。
催眠療法を総合的に考えてみると体験の重視、メタファ(隠喩という意。例える語の類似性、包含関係、イメージに基づいて結びつける事)、象徴の重視、心的流れの重視です。

こうやって書いてみると…昨日のビデオは何だったのだろう…。
うーん…肩は攣るし、手の指も攣るし、あげくの果てには足まで攣りました(沈)
催眠療法というよりは催眠術に近かったかな…。
身をもって勉強しました…(もう結構です)。

ビデオとかを借りてやるよりは、ちゃんとした先生にやってもらうことをお薦めします(うちのゼミの先生は次の時間講義だったんです;)

今日の勉強、ちょっと体験談も書きましたが勉強になりましたか?