フロイト(Freud,Sigmund)

今日はフロイトFreud,Sigmund)の話。
名前くらいは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
聞いた事ない!って人でも、きっと夢分析って言ったらピンッとくるのではないでしょうか?

彼は、精神科医で、精神分析って心理学理論の創始者です。
長くウィーンに住んでいたんだけど、ナチスに追われてロンドンに亡命することに(以後、精神分析はロンドンで発達するようになるのだけど)。

神経症、とりわけヒステリーに興味を持って、今で言えば絶対不当治療にあたるコカインを「魔法の薬」と称して積極的に使って、すごい非難されたこともあるんだけどね;

彼が偉大なのは無意識に注目した事。
今じゃ当たり前だけど、100年前は無意識ってあんまり大切にされてなかったんだよ。
人間の行動や願望や衝動なんかは、全部意識化されているんじゃないよ。
無意識から、「なんでこんなことやってるんだろ?」って、そんなことが大切だよってフロイトは言ってるの。

彼がコカインの次に非難を浴びることになったのは無意識的衝動に性的な色彩を帯びさせたこと。何かとお堅い時代に生きていたから、受け入れられづらかったけれど。
現在も、日本人にはフロイトよりもユングが受け入れられるのは性的なことをあからさまにいうフロイトよりは…ってウエイトが強い気がするなぁ…それと河合隼雄さんの献身的な努力の賜物かな。
…とフロイト好きの私の意見(笑)
人間らしい、素直な発想で私はフロイトの考えってとっても良いと思うけど!

心的エネルギーリビドーラテン語で“欲望”という意味)と説明して、正常な発達には幼児期体験の重要性を指摘したんだよ。

まぁ、何にしてもフロイトの性的な発想がひどく反感を得たおかげ(?)で、深層心理学や力動精神医学の学派を沢山生み出して発達させたことは良いことだったのかなーっていうのが私の意見です。

今日の勉強記録、少しはみなさんの役にも立ったでしょうか?